2011年3月21日(月) 48時間以内に?
先週の金曜日、三月の十八日に、ポーランド人のJさんの家に行き、話をしました。Jさんは日本人男性と結婚して日本に暮らす女性で三歳の息子がいます。
彼女は達者な日本語で言いました。
「毎日のように、ポーランドから電話がかかるの。彼らは、私に早くポーランドに帰って来いって、うるさく言っている。息子も一緒に早く帰りなさいって」
ポーランドからJさんにに電話をかけてくる(彼女の親族や友人たち)は何も彼女に日本人の夫との離婚を勧めているのではありません。
福島原発がもうじき爆発するから(この意味の爆発はメルトダウン)危険だから国に帰れと言うわけです。
「で、Jさん、あんた国へ帰るの?」と私が聞くと彼女は首を振りました。
「福島からここまで遠いからまあ大丈夫と思うから、帰らない」そしてこうも言いました。
「日本も、私には祖国だから」と。
私は彼女が帰国するかもしれないと思っていたので(アメリカ人や中国人、ドイツ人などは急遽、帰国している人が多い)嬉しくなり言いました。
「そうだね、原発もメルトダウンはたぶんしないよね」
するとJさんは顔色を変えて
「何を言ってるの。原発はもう後48時間で爆発するか、それを避けられるか分かるのよ。」
「48時間って何?そんなの聞いたことないぞ」と私が驚くと彼女はインターネットなどで調べて確かな情報だと言い張りました。
「日本政府は本当のことを伝えていない。あの原発は爆発に向かっている。大変なことになる」
「大変なことって何?チェルノブィリみたいになるとでも」
「分からないけど、大きな爆発になる」
福島原発が大変な状況なのは知っていますが、今から48時間以内にどうかなるなんていったい誰が言っているのか?
「みんな知ってる」Jさんは言いました。
「みんなって誰?」私は知らなかったし、原子力安全保安院のカツラをかぶった報道官はそんなこと言ってないぞ。
「だから日本政府は本当のこと言わないんだってば」彼女は熱心につづけました。
「あの壊れた原発は古くてもう使えないような機械だったのも私知っている」
そうなのか、私はそれは知らなかった。そんな古いの?
「46年前にできたのよ」
「ええ?チェルノブィリ原発くらい古いね?」
「そうよ!」
「それはえらいこと、危ない危ない」
「そうよ!」
怖いばかりの、もう一つはっきりしない実りのない会話が続きましたが・・・
ちなみにJさんは、チェルノブィリ原発事故の時、子供でしかもチェルノブィリから三百キロくらいのところに住んでいたとのことです。(ウクライナはポーランドの隣国です)原発事故当時、事故があったことは一切知らされなかったので、平気で外で遊んでいたと言います。
ポズナニのBさんも書いていましたが、腫瘍疾患を持つ人が増えているのは、多分、チェルノブィリ原発事故の影響だろうと。
だから、においも色もない放射能汚染は、恐ろしいのです。
そしてその時(Jさんと話をした時)から48時間が過ぎましたが、彼女が言っていた状態にはならず、懸命に放水が続けられています。
事故を大きくしないよう日夜奮闘している原発関係者や、消防士や自衛隊員の健康が案じられます。最悪の事態にはまだなっていませんが、放射能は近くの農作物や水道などに影響を及ぼし始めています。
こういう情報が海外では更に大げさに報道されるのだろうと思われます。
昨日、ポーランドのパビァニッツェに住む友人から手紙が届きました。
「あなたはあの地震と津波でどうなったのか心配している。至急、メールで返事して」と自分のメールアドレスが書かれていました。
私の住んでい所は、近畿地方なので地震の影響はないのですが、土地勘がない外国人には同じように感じるようです。
いずれにしても、福島原発、一日も早く収まってほしいと祈るばかりです。
ご近所わんこのダイちゃんと遊ぶジロと花
体のサイズが違いますが、三匹とも嬉しそう・・・
彼女は達者な日本語で言いました。
「毎日のように、ポーランドから電話がかかるの。彼らは、私に早くポーランドに帰って来いって、うるさく言っている。息子も一緒に早く帰りなさいって」
ポーランドからJさんにに電話をかけてくる(彼女の親族や友人たち)は何も彼女に日本人の夫との離婚を勧めているのではありません。
福島原発がもうじき爆発するから(この意味の爆発はメルトダウン)危険だから国に帰れと言うわけです。
「で、Jさん、あんた国へ帰るの?」と私が聞くと彼女は首を振りました。
「福島からここまで遠いからまあ大丈夫と思うから、帰らない」そしてこうも言いました。
「日本も、私には祖国だから」と。
私は彼女が帰国するかもしれないと思っていたので(アメリカ人や中国人、ドイツ人などは急遽、帰国している人が多い)嬉しくなり言いました。
「そうだね、原発もメルトダウンはたぶんしないよね」
するとJさんは顔色を変えて
「何を言ってるの。原発はもう後48時間で爆発するか、それを避けられるか分かるのよ。」
「48時間って何?そんなの聞いたことないぞ」と私が驚くと彼女はインターネットなどで調べて確かな情報だと言い張りました。
「日本政府は本当のことを伝えていない。あの原発は爆発に向かっている。大変なことになる」
「大変なことって何?チェルノブィリみたいになるとでも」
「分からないけど、大きな爆発になる」
福島原発が大変な状況なのは知っていますが、今から48時間以内にどうかなるなんていったい誰が言っているのか?
「みんな知ってる」Jさんは言いました。
「みんなって誰?」私は知らなかったし、原子力安全保安院のカツラをかぶった報道官はそんなこと言ってないぞ。
「だから日本政府は本当のこと言わないんだってば」彼女は熱心につづけました。
「あの壊れた原発は古くてもう使えないような機械だったのも私知っている」
そうなのか、私はそれは知らなかった。そんな古いの?
「46年前にできたのよ」
「ええ?チェルノブィリ原発くらい古いね?」
「そうよ!」
「それはえらいこと、危ない危ない」
「そうよ!」
怖いばかりの、もう一つはっきりしない実りのない会話が続きましたが・・・
ちなみにJさんは、チェルノブィリ原発事故の時、子供でしかもチェルノブィリから三百キロくらいのところに住んでいたとのことです。(ウクライナはポーランドの隣国です)原発事故当時、事故があったことは一切知らされなかったので、平気で外で遊んでいたと言います。
ポズナニのBさんも書いていましたが、腫瘍疾患を持つ人が増えているのは、多分、チェルノブィリ原発事故の影響だろうと。
だから、においも色もない放射能汚染は、恐ろしいのです。
そしてその時(Jさんと話をした時)から48時間が過ぎましたが、彼女が言っていた状態にはならず、懸命に放水が続けられています。
事故を大きくしないよう日夜奮闘している原発関係者や、消防士や自衛隊員の健康が案じられます。最悪の事態にはまだなっていませんが、放射能は近くの農作物や水道などに影響を及ぼし始めています。
こういう情報が海外では更に大げさに報道されるのだろうと思われます。
昨日、ポーランドのパビァニッツェに住む友人から手紙が届きました。
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by andrzej11
| 2011-03-21 23:55
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