2008年6月8日(日) 福のこと

 福は昨日、大きな町の商店街の時計屋さんにもらわれました。
 そのお話をする前に、もらわれる前日の様子からお伝えしましょう。

 福ちゃんと一緒に過ごすのも後少し・・・と内心さびしく思いながら福との時間を楽しみました。
 朝のお散歩は三匹そろって行きます。
ジロと花の支度をしていると、まだゲージの中にいる福は「あたちも連れて行って!」とキャンキャン騒ぎます。置いていかれるのがいやなんです。

 門扉の前で三匹揃って散歩を待っています。
a0063364_13173246.jpg


ジロ花たちと一緒にお散歩する時の福は本当に得意げで楽しそう。
a0063364_13223324.jpg


小川でごくごく
a0063364_14235388.jpg


福ちゃんのおしりの香りを味わうのも最後だね・・・(ジロ)
a0063364_14243486.jpg


「福はしつこいんだから!」花(右)は怒っています。
a0063364_1325596.jpg


福(左)がちょっかいを出すのですが花は乗らずに怒るばかり。
a0063364_13273128.jpg


怒ってウーウー唸る花が面白くてよけいにちょっかいを出す福
a0063364_13293853.jpg


散歩の間中、大騒ぎです・・・
a0063364_13301712.jpg


しまいに花は福を完全に無視。
「あんたみたいに悪い子は知らん!」
a0063364_13331925.jpg


「知らん知らん知らん!」と花は知らん顔。
福は怒って、花のリードにかみつきます。
a0063364_13344331.jpg


思えば、子犬時代の花とジロはしょっちゅう追いかけっこしたり、ウーウーとふざけて噛み合っていました。今でも一日一回はジロと一緒にバトル(遊び)してウーウーやっています。
そんな花も、福とは年齢が違うせいか、同等に遊ぼうとしません。やたら怒るだけ。
ジロは怒りませんが、福と遊ぼうとはしません。
福とジロ。
a0063364_13374619.jpg


 その日の夕方、福を散歩させているのを見た若い新聞配達員のお兄ちゃんが話しかけてきました。
「この子、知ってる。ウグイス橋の向こうの野良犬一家の子供や。奥さんがつかまえて飼うようになったんですか?」
「いえ、この子は三週間以上前に近所の家で保護したんですよ。どこから来たのかと思ってました。・・・ウグイス橋のあたりって、ここからニキロ以上は離れてますよね?」
「そこから親に連れられて来て、はぐれたんと思う。お父さん犬はこの子犬にそっくりで、お母さん犬は白っぽい犬や。」
「えええ?親も知ってるの?」
「配達で通るといるからよう知ってる。すごく頭の良い犬たちや。この子と年の違う兄弟もいて今は五匹家族。」
「えええ?五匹家族!?」
驚きました。
たぶん大人の犬について来て、どこかではぐれたんだとは予想していましたが、そこまで具体的に聞くと、驚きます。
新聞配達の若者は「その子がいなくなって、自分は心配していたがちゃんと生きていて良かった」と嬉しそうでした。もう一匹の福と同い年の子犬も今はいないとのことでした。
人間の子供なら親に返さねばなりませんが、野良犬一家の場合は返すわけにはいきません。
野良だといずれは捕まって殺される確率が高いからです。ましてや福はもう里親が決まっています。(決まっていなくとも返せません)

 その話を聞いた時、夕方でしたが福と二人でウグイス橋まで行くことにしました。

 親犬に会わせたかったからではなく、おそらくもう二度とこの山には来ないであろう福に、最後に生まれた所付近を見せてやりたかったからです。
 付近にきれいなバラが咲いていたので撮影。
 
a0063364_1411794.jpg


 福はじきに忘れてしまうでしょうが、ひょっとすると夢の中でお父さん、お母さん、ジロ、花に会うかもしれないなあと思っています。福もよく寝ながら「アンアン」と寝言を言っています。楽しい夢を見ているんだろうなと。
a0063364_1475257.jpg


ところで、福と二人だけで散歩していて気がついたことがあります。
ジロと花と一緒に散歩しているときは、あんなに目が輝いて元気そうなのに、私だけだとつまらなそうで、時々歩くのをやめることです。
a0063364_14113890.jpg


すっかり福が馴れたと思っていたのは間違いで、ただジロと花がいたから嬉しそうにしていただけだったんだと。
 また他の人たちに会うと、怖がって後ずさりして逃げようとします。
 福は明日から都会の商店街の雑踏の中で生活します。こんな状態で、はたして大丈夫なのかと不安でいっぱいになりました。


 生まれた所付近で夕陽を浴びる福。
 何を考えているのだろうか?
a0063364_14182386.jpg


 福は人の顔をじっと見る子です。しっかりとカメラを見据えるので、カメラ目線の写真がとても多いのです。ジロ、花より明らかに知能が高いと夫も言っています。
思えば、ジロ花の親たちの野良犬集団のボスレベルの犬たちも賢くて、確固たる意志を持ち、我々には計り知れない知恵を持っていました。
 人に飼われていない犬たちは、長生きはできないと思いますが、狩りをしなければならないし、犬独自のカンや知能を発達させて生き生きしています。ジロたち兄弟を世話していた犬集団たちの知恵は今でも忘れられません。人に飼われている犬にはあの知恵はないと思います。
 がもちろん、今の日本で野良犬たちが増えるのは不幸なことですからそれを是としているのではありません。犬たちは良い飼い主と生きることがベストだと思います。
 
 
 次回は、福が里親さんのところへ行く日の様子です。

 
[PR]
by andrzej11 | 2008-06-08 14:37


愛犬を中心とした生活日誌


by andrzej11

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

カテゴリ

全体
日常の生活
散歩
ポーランド関係
マトリョーシカ
トリアージ訓練
チーちゃん
近江路
お友達わんこ
旅行
札幌旅行
東京
未分類

以前の記事

2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
more...

フォロー中のブログ

きょうのはなwithくる...
ジャックラッセルテリア&...
めがねとモンスター
ジロと花の散歩道
poziomkaとポーラ...
ちゅっちゃん日記
三匹軽井沢を行く | ブ...
ポーラン便り
復活!あいの気まぐれ日記

メモ帳

最新のトラックバック

雛人形
from 雛人形
米原曳山まつり
from ぶらり旅
インディアンシャンプー
from インディアンシャンプー
狂犬病とは
from チワワのしつけ徹底研究
有馬温泉口コミ
from 有馬温泉口コミ情報
シルクロードとケバブログ
from KEBABlog 秋葉原名物..
バイク情報ガイド
from バイク情報ガイド
くるまやラーメン
from くるまやラーメン情報
葛飾区ビジネスホテル
from 葛飾区ビジネスホテルの案内
暖か【防寒 コート】がた..
from 犬の服 WanこClub

ライフログ


笑う!遺伝子―笑って、健康遺伝子スイッチON!


モスクワ郊外の夕べ‐ロシア民謡


ぼくの翻訳人生


チェブラーシカ


アレクセイと泉


笑って大往生


ベッドサイドのユーモア学―命を癒すもうひとつのクスリ


ポーランド語の風景―日本語の窓を通して見えるもの


オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す


ピーコの祈り


昔の女性はできていた―忘れられている女性の身体に“在る”力


マナ 楽園からの贈り物 (角川文庫)


もどっておいで私の元気!―気づきのノート (ゼンブックス)


気功的人間になりませんか―ガン専門医が見た理想的なライフスタイル


イスタンブールの占いウサギ―Yan in Constantinople 1920


ホスピタルクラウン 病院に笑いを届ける道化師


草原の祝祭―ヤンのヨールカ

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧