2010年12月19日(日) イノシシ騒動
12月10日に、庭にアライグマがやってきて、たくさんのユリやチューリップなどの球根を掘り返し食べてしまったことを書きましたが、あれは実はイノシシの仕業だと分かりました。
今から数日前の夜九時ころ、庭で物音がするので出てみたら、イノシシが庭を荒らしまわっており、私に気付くとフェンスを越えてスタコラ逃げていきました。
小さなイノシシでまだ子供のようです。
ジロと花は、夕食後家に入れていたので、庭は無人、というか無犬でした。
まさにイノシシのし放題です。
近所の人に聞くと、イノシシは1メートル50センチの高さくらいなら乗り越えるとのことで、てっきりアライグマだと思っていた私はびっくり。
穴ぼこだらけにされた庭を茫然と眺めるだけでした。フェンスを乗り越えて入ってくるなら、もっと背の高い、丈夫なフェンスに変えなければなりません。
その翌日、深夜に音がしたので、そうっと玄関のドアを開けると、庭をイノシシが走っていました。と、その時、私の足元をジロがすり抜け、庭に出てしまったのです。
うっかり、ジロと花の眠る部屋の戸を閉めるのを忘れていたのでした。(花は知らん顔でこたつで寝ていました)
イノシシは2匹おり、一匹はフェンスを越えて外に逃げましたが、一匹が逃げ遅れてしまいました。ジロはそのイノシシを追いかけまわし、庭で大バトルが始まりました。
イノシシ相手だと犬の方がやられてしまう場合が多いので、ジロを捕まえようとしましたが、あまりの速さにどうしても捕まえられません。
イノシシだけなら門扉を開けて追い出すところが、そんなことをするとジロも追いかけて山に行ってしまう、そうしたら親や仲間のイノシシが大勢出てきて、あっという間に殺されてしまうのは分かっているので、それはできません。
子供のイノシシでも本気になると、とても危険です。
ところが気が付くと、ジロはイノシシの首にかじりついていました。
本気でかみついているようで、イノシシはキーキー鳴き声をあげます。
「やめなさい、ジロ」と傘で2匹をたたくとイノシシはまた逃げ出してジロが追いかけました。
私はもう、なすすべもなく2匹について回るばかりでした。
そのうち、ジロがイノシシを袋小路に追い詰めたのです。 一瞬の判断で、私はジロの後ろ足をつかみ、ズルズルと家の中へ戻しました。
すぐに体をふいて、怪我をしていないか調べましたが、全くの無傷にほっとしました。足に少し血が付いていましたがそれはイノシシのものでした。
噛んだので怪我をさせたようです。
ジロが無事なのでなによりでした。
しかし・・・もう正直、生きた心地はしませんでしたね。
子供のイノシシでも柴犬よりも大きく本気で体当たりされたらこちらも危なかったと思います。うちの庭の大きな石がいくつもはねのけられていますが、子供でもすごい力です。ましてや大人のイノシシだったら・・・・
このままでは、愛犬も飼い主も危険。球根のことを嘆いている場合ではない・・・
さっそく業者を呼ぶと、あたりをくまなく調べてくれましたが、「奥さん、ここに穴が開いてまっせ」と言われてびっくり仰天。
木が茂って見えないところにフェンスの下がはずされていたではありませんか。
木の間に、イノシシの通り道もできていました。
イノシシはフェンスを乗り越えたわけではなく、(侵入するときには乗り越えたかもしれませんが)くぐっていたのでした!
業者さんが帰った後、自分でバーベキューの金網や波板にブロックや石を置いて入れないようにしましたが、一時しのぎの気休めにすぎません。
暮れで工事は来年になるとのことです。
この秋は、おたぬき山のどんぐりが不作でイノシシの子供が何匹も人家へやってくるようです。
近所でも何軒も庭にイノシシに入られ、球根や苗などを食べられてしまっています。
不思議なのは、野菜、大根やカブラなどは食べません。おいしくないようですね。
また知人の畑の黒豆は、イノシシにすべて食べられてしまったそうです。
以前から育てていたユリや、チューリップ、水仙などすべて全滅しましたが・・・
イノシシと戦ったジロがまったく無事でしたので、もうそれだけでもありがたいと思うようにしています。
命には代えられないですから。
もちろん植物たちの命もとても残念ですけれど、また球根を買ってくればいいですから。
いや、またイノシシがどうせやってくるでしょう。
お隣の家の奥さんは「球根は一切植えない、イノシシにやられるから」と言っていました。
うちには今までイノシシが球根を食べに入ったことはなかったので、ずっと植えていたわけで、本当はここはそういう場所だったのかと改めて思い知りました。
一度イノシシに覚えられると、だめみたいですね。
あるいはよほど丈夫で背の高いフェンスにつけかえないといけない。
しかし業者さんの話では「全部付け替えると、とても値段が高いので、イノシシが入ってくるところだけ補強すればいい」とのこと。
年末の忙しいときに、少し頭を痛めています。たいした問題ではありませんけど・・・
なんとかイノシシとうまいこと共存できればいいですね・・・。
穴ぼこだらけになった庭を見るジロ。
今から数日前の夜九時ころ、庭で物音がするので出てみたら、イノシシが庭を荒らしまわっており、私に気付くとフェンスを越えてスタコラ逃げていきました。
小さなイノシシでまだ子供のようです。
ジロと花は、夕食後家に入れていたので、庭は無人、というか無犬でした。
まさにイノシシのし放題です。
近所の人に聞くと、イノシシは1メートル50センチの高さくらいなら乗り越えるとのことで、てっきりアライグマだと思っていた私はびっくり。
穴ぼこだらけにされた庭を茫然と眺めるだけでした。フェンスを乗り越えて入ってくるなら、もっと背の高い、丈夫なフェンスに変えなければなりません。
その翌日、深夜に音がしたので、そうっと玄関のドアを開けると、庭をイノシシが走っていました。と、その時、私の足元をジロがすり抜け、庭に出てしまったのです。
うっかり、ジロと花の眠る部屋の戸を閉めるのを忘れていたのでした。(花は知らん顔でこたつで寝ていました)
イノシシは2匹おり、一匹はフェンスを越えて外に逃げましたが、一匹が逃げ遅れてしまいました。ジロはそのイノシシを追いかけまわし、庭で大バトルが始まりました。
イノシシ相手だと犬の方がやられてしまう場合が多いので、ジロを捕まえようとしましたが、あまりの速さにどうしても捕まえられません。
イノシシだけなら門扉を開けて追い出すところが、そんなことをするとジロも追いかけて山に行ってしまう、そうしたら親や仲間のイノシシが大勢出てきて、あっという間に殺されてしまうのは分かっているので、それはできません。
子供のイノシシでも本気になると、とても危険です。
ところが気が付くと、ジロはイノシシの首にかじりついていました。
本気でかみついているようで、イノシシはキーキー鳴き声をあげます。
「やめなさい、ジロ」と傘で2匹をたたくとイノシシはまた逃げ出してジロが追いかけました。
私はもう、なすすべもなく2匹について回るばかりでした。
そのうち、ジロがイノシシを袋小路に追い詰めたのです。 一瞬の判断で、私はジロの後ろ足をつかみ、ズルズルと家の中へ戻しました。
すぐに体をふいて、怪我をしていないか調べましたが、全くの無傷にほっとしました。足に少し血が付いていましたがそれはイノシシのものでした。
噛んだので怪我をさせたようです。
ジロが無事なのでなによりでした。
しかし・・・もう正直、生きた心地はしませんでしたね。
子供のイノシシでも柴犬よりも大きく本気で体当たりされたらこちらも危なかったと思います。うちの庭の大きな石がいくつもはねのけられていますが、子供でもすごい力です。ましてや大人のイノシシだったら・・・・
このままでは、愛犬も飼い主も危険。球根のことを嘆いている場合ではない・・・
さっそく業者を呼ぶと、あたりをくまなく調べてくれましたが、「奥さん、ここに穴が開いてまっせ」と言われてびっくり仰天。
木が茂って見えないところにフェンスの下がはずされていたではありませんか。
木の間に、イノシシの通り道もできていました。
イノシシはフェンスを乗り越えたわけではなく、(侵入するときには乗り越えたかもしれませんが)くぐっていたのでした!
業者さんが帰った後、自分でバーベキューの金網や波板にブロックや石を置いて入れないようにしましたが、一時しのぎの気休めにすぎません。
暮れで工事は来年になるとのことです。
この秋は、おたぬき山のどんぐりが不作でイノシシの子供が何匹も人家へやってくるようです。
近所でも何軒も庭にイノシシに入られ、球根や苗などを食べられてしまっています。
不思議なのは、野菜、大根やカブラなどは食べません。おいしくないようですね。
また知人の畑の黒豆は、イノシシにすべて食べられてしまったそうです。
以前から育てていたユリや、チューリップ、水仙などすべて全滅しましたが・・・
イノシシと戦ったジロがまったく無事でしたので、もうそれだけでもありがたいと思うようにしています。
命には代えられないですから。
もちろん植物たちの命もとても残念ですけれど、また球根を買ってくればいいですから。
いや、またイノシシがどうせやってくるでしょう。
お隣の家の奥さんは「球根は一切植えない、イノシシにやられるから」と言っていました。
うちには今までイノシシが球根を食べに入ったことはなかったので、ずっと植えていたわけで、本当はここはそういう場所だったのかと改めて思い知りました。
一度イノシシに覚えられると、だめみたいですね。
あるいはよほど丈夫で背の高いフェンスにつけかえないといけない。
しかし業者さんの話では「全部付け替えると、とても値段が高いので、イノシシが入ってくるところだけ補強すればいい」とのこと。
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穴ぼこだらけになった庭を見るジロ。
by andrzej11
| 2010-12-19 23:55
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